生活

2012年12月13日 at 3:51 AM

臓器提供を受ける予定だった少年、臓器を提供する側にまわる

2004/3/5 バチスタ手術体験記 心臓移植者支援Page

 

心臓移植を受けるために渡ったドイツで3月に急死した大阪府大東市の森本康輝(こうき)君
(11)が、お骨になって帰国した。現地の子供たちに臓器を提供した。弁護士になる夢はかな
わなかった。だが、「人の役に立ちたい」という思いは遂げられた。

康輝君は会社員の隆さん(41)、陽子さん(37)夫婦の一人息子。小学2年だった01年、
拡張型心筋症と診断された。昨夏に悪化し、入院。国内では15歳未満の臓器提供が認め
られておらず、海外に渡る道を選んだ。

———–

大人のものを移植できない臓器、心臓。

そのために弱った心臓のまま20時間飛行機に揺られ、その疲労で臓器提供を受ける前になくなってしまったこうき君。

(当時臓器移植法改正前なので、15才未満の移植は禁じられていた)

2008/8/26 中日新聞  難病治療のため高額の手術費用を募金活動していた穂香ちゃん 渡航先のドイツで緊急性が低いと認定され帰国

2012/7/17 産経ニュース 改正臓器移植法施行から2年 依然課題残る小児移植医療 15歳未満からの提供は2件 

 

 

バチスタ手術という方法はありますが、あまり小さな子供には適用ができず、また拡張した心臓を切り取る術式のため手術後に再発する可能性も多く残されている(根本的な治療にはならない)のが難点です。

 

水分をとると心臓肥大につながるため、必要最低限の決められた量しか水を摂取できなかったこうき君

思わずお風呂でこっそりタオルに染み込ませたお湯を吸ってしまうまでの過酷な生活です。

 

こうき君は渡欧した後に体調が悪化し、そのまま脳死状態になってしまいました。

そこで両親は、自分たちが臓器提供を受ける(予定だった)のだから、当然臓器を提供する側に回って然るべきと判断。

そのまま人工呼吸器をはずし、こうき君は永眠しました。

 

 

2012年、取材を受けた両親が当時のことを振り返り、こうきくんの腕に無数に残っていた注射針の跡をみて、これ以上がんばらなくていい・・と思って外したのかな・・と語っています。それが正直な理由なのかなと思います。

 

 

もし自分の家族が実際にそのような状況に陥った際、人工呼吸器を外す判断ができるかどうか・・それはともに苦しみながらも濃いつながりを築き上げてきた当人しかわからないことだと思います。

 

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