アメリカのモンタナ州出身のケイシー・アンダーソン(Casey Anderson)さんの熊育成については、きちんと人間と熊の境界ラインをつけて接している。
クマ自身はなついているつもりが、体格差で大事故が起こるのを防ぐため。
実際ムツゴロウさんもライオンに指を舐められただけで一本無くしている。ライオン側はただじゃれただけだが、舌がトゲトゲしているのでペロッと舐めただけで肉をえぐりとってしまう。
指をなくしたときは、折に入っているライオンと接していたとき、ちょっと撫でようとしたら手を舐められてそのまま指を失っている。
成長したパンくんと志村けんをじかに接しないのもこのため。体の造りが違うから手加減しても大きい怪我に通じる。
◆しかしじゃれている
HUFFPOST World 「猫のようなライオン」とじゃれあう動画
自己流で研鑽を積んで動物の行動を学び「ライオン・ウィスパラー(ライオンと交流できる人)」になったというケヴィン・リチャードソン氏は、上の動画に映っているように、ライオンなどの大型捕食獣を、型破りなやり方で扱ってきた。
リチャードソン氏は、南アフリカのヨハネスブルグ近郊にある私営動物保護施設「ライオンパーク」を運営している。同氏は、自分で編み出した独自の方法に ついて、「母親が子供を理解するのとまったく同じように、個々の動物の個性、つまり、それぞれの動物を怒らせたり、幸せにしたり、動揺させたり、いらいら させたりするものは何かを知ろうとする」ものだと説明する。そしてそのおかげで、動物たちは自分をまるで仲間のように受け入れてくれると主張する。
ただし、人を個人として認識し、絆を築いたライオンは、上の動画に映っているライオンたちが初めてというわけではない。「ライオンのクリスチャン」の動画(1969年、ロンドンで販売されていた赤ん坊ライオンを1歳まで育てた青年たちが、ケニアで野生に帰したところ、1年後再会したときに認識して抱きついてじゃれてきた動画)や、自分を救ってくれた人間と6年後に再会して抱きつくライオンの動画を見てもらいたい。
野生動物との交流は危険を伴うこともあるが、ユニークな映像を見るかぎり、ライオンたちがリチャードソン氏と会って喜んでいるように見えるのは間違いない。
動画は、ヘルメットなどに装着できる小型カメラ「GoPro」を使って撮影されている。
ネコ同様、あちらからじゃれてこないときは近づかないようにする。
子犬とじゃれるのとは違うので、一緒に遊ぶのはやばい。