趣味

2015年6月26日 at 8:09 PM

江戸時代の十手は支給品のはずなのに、オリジナルカスタム品が様々残されているのは何故?

十手は今で言う警察手帳のようなもので、持っていることで与力・同心であることを証明するものでした。

しかし、実際には彼らは十手をほぼ指揮棒代わりに使用しており、非合法に雇った小者(岡っ引きなど)は自分たちで鍛冶屋に注文し、自費製作でコッソリ十手を用意していました。

また与力・同心もファッションのために刀の鍔を装着し真鍮や銅などで象嵌を施したカスタムの十手を作る事がありました。

十手

 



◆十手の種類

長さ

十手は自費製作のものは長さ9 – 54cmほど。貸与・下賜される十手は長さ35 – 48cm程度。馬上で使用するものや対刀を想定したものは60 – 115cm程度の長さの打ち払い十手と呼ばれるものが貸与されていました。

 

 

断面が丸のものだけでなく、八角系や六角、四角のもの、うねりを加えたものなどがあります。グリップは鮫皮や藤巻き、木の皮や細紐、革紐、ベース自体を握りやすくしたものがあります。

また先端から火薬を詰めて火縄銃のように使用するものや、仕込み杖のように刺突系の武器を組み込んだものもあります。

 

 

刀などを受け止める鍔の部分も、複数の鉤を付けたものや刀の鍔代用したもの、鉤の先端を尖らせた中国武器のようなものが存在します。

 

 

◆十手で闘えるのか?

水曜日のダウンタンで、江戸町方十手術の城内啓一郎さんが言っていたように「単なる短い棒」です。とはいえ、空かしや絡めてからの投げや掴みなど、普通の武器とは違い打撃要素だけに留まらない攻撃方法を持ちます。

 

正木流萬力鎖術 江戸町方十手捕繩扱樣 古武術演武 於板橋區赤塚城址

 

基本的にはフェンシングのようにヒットさせられるポイントを極力おさえられるよう斜に構えます。

個人の体術の力量に比例する武器なので、ガチで戦うならより長柄のものを選択すべきです。

十手01

十手02

十手03

【水曜日のダウンタウン】 鎖鎌最弱説

 

 

◆ヤフオクで買うときの注意

一見古そうな感じのものでも昭和時代に量産された贋物が結構あります。

 

地鉄の色だけでは判断するのが難しいのですが、同じデザインの出品を複数見かけたり、鉄でなくて加工しやすい黄銅などで作られたものは本歌である可能性が低いです。

銘も、有名な刀工の銘が入ったものはほぼ贋物もしくは後銘です。

 

一番わかりやすいのはヒモを通す部分の出来を見ることです。ここが製品チックだったり稚拙なものは怪しいです。

ちなみに、紐に紫色のものがついているものを散見しますが、これはよほどの功績を納めた人が使っていたものでない限り後から付けたものです。

 

 

◆現代だけど、自分だけのオリジナルの新品十手を作りたい

作ってくれる場所があります。

 

十手工房

さすがに地鉄の色は本歌モノのような古い紫錆ではありませんが、ガンメタリックのような感じに仕上げてくれます。

 

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